
治療に使った道具って、どうやってきれいにしてるの?
歯科治療をすると、器具に患者さんの唾液が付きます。治療によっては血が付くこともあります。
唾液にはネバネバになる「ムチン」というタンパクが。血液には血小板が含まれていて、水や洗剤で洗うくらいでは取れません。
大勢の患者さんが治療を受ける歯科医院では、それらの器具をどのように洗浄しているのでしょうか?医院によっては、お鍋で煮沸して消毒するという、昔ながらの方法を取っているところもあるみたいです。でもそれでは、もしウイルスや病気に感染している患者さんがいらした場合、他の患者さんにうつってしまう可能性があります。いろんな患者さんがいらっしゃいますから、私たち治療者の感染リスクも実は高いのです。
きたいま歯科での滅菌手順
でも!感染がこわいからと言って治療をしないわけにはいきません。もちろん、来院する患者さんやスタッフ、そして自分の感染リスクを無視することもしません。当院では、患者さんの治療に使用した器具はまず洗剤で洗い、薬液による超音波洗浄をかけて細かい汚れを取ります。そののち『オートクレーブ』という高圧蒸気滅菌器にかけて滅菌終了です。あとは殺菌効果のある紫外線を当てる保管場所に入れて、使う直前まで滅菌した状態で保管しておきます。

ヨーロッパ基準をクリアした滅菌器 ダックユニバーサル
一番唾液や血液が付きやすい、歯を削ったり磨いたりする小さな治療用具は、『ダックユニバーサル(通称ダック)』という器械で滅菌しています。通常であれば1時間以上かかる工程がなんと20分ぐらいで終わり、強力な殺菌と滅菌ができます。新聞で使い回しの記事がありましたが、当院ではスタッフ一同必ず、一度使った歯を削ったり磨いたりする器具はダックで洗浄・滅菌しておりますのでご安心ください。

ダック導入に至った経緯
15年ぐらい使っていたハンドピースの滅菌器(ダック)が新機種に移行するのに伴い、今まで使っていたダックのメインテナンスが終了してしまいました。次の機種を考えているときに、新ダックを購入するにあたり、ユーザーの方にはかなりの値引きをして下さるそうですが、他のやり方に比べるとかなり高価でした。
ハンドピースに注油洗浄してから、ハンドピース専用の滅菌器に入れて、一連の作業を終了するやり方にしようと思って、色々思案しました。その方が格安にできるためです。
ただ工程が多くなるほど狂いが生じるので、かなり迷っていました。今までしっかり行ってきた滅菌システムに誤差が生じたら、患者さんに申し訳ないなと思いました。だったら今までのやり方を踏襲した方が良いという結論を出しました。高価なので、リースにしました。旧ダックより性能がアップしていて、滅菌時間も短縮されていました。幸い当院では旧ダック使用時から機械故障などのトラブルはほとんどありませんでした。
2024年10月24日に導入が決まりました。デンツプライシロナさんはお忙しいので、2ヶ月前に導入の予約をしました。が、その数日前に私の実父が亡くなり、10月24日が葬儀になりました。その日を逃すと導入日が1ヶ月ほど延期してしまうので、早朝から来ていただいて導入しました。導入後に無事葬儀を行うことができました。私にとっては忘れられない思い入れのある機械です。
今後もハンドピースの滅菌に元気に活躍してくれることと思っています。
きたいま歯科では、滅菌や消毒を徹底し、感染などを防ぐために、患者さんごとに交換するものについては、できる限り使い捨ての(ディスポーザブル)ものを使用しています。
紙コップと紙エプロン
開業当初(平成8年)より、一人ひとりの患者様ごとに、新しい紙コップと新しい紙エプロンをご用意しています。一度使ったら捨てていますので、いつでも安全、清潔な紙コップと紙エプロンです。どうぞ安心してご来院ください。

治療用のグローブ(医療用ゴム手袋)
平成18年5月より、治療用のグローブも患者さんごとに新しいものに取り換えています。昔はグローブをつける習慣もありませんでしたし、今でも、グローブを交換せずに、患者さんごとに手洗い、消毒を行って診療している医院が多いです。しかし、医療者として、感染の観点から、患者さんごとにグローブを交換するべきと当院では判断しています。

患者様への愛と思い、使い捨てのものを採用しています
使い捨ての紙コップ、紙エプロン、患者様ごとのグローブ交換は、患者様(来院される皆さん)への愛です。使い捨てのものを使用すると、確かに医院の経費はかかります(患者さんに負担金はありません)。でも、もし自分が患者さんの立場だったら…と考えると、来院される方にとっては、使い捨てのものでなければ、あまり気持ちのいいものではないと思います。
患者さんの中には、風邪を引いている方がいるかもしれません。また、肝炎などの病気にかかっている方がいる可能性も、ゼロではありません。患者様同士の交差感染がないように配慮するのは、医療者として当然のことです。患者様に安心して治療に来ていただける、またこちらも安心して治療に入れることが、信頼への第一歩と考えています。
どうぞ安心してご来院ください。
おおよそ1か月ぐらいでこのぐらいの量が出ます
廃棄は専門の業者さんにお願いして破棄しております

超・強力な空気清浄装置で、空気中のウイルスも除去しています!
「院内感染」という言葉を知っていますか?風邪引きの患者さんと同席したときに、自分の抵抗力が弱っていると、ウイルスに感染して同じ風邪を引いてしまうことがあります。歯科医院にはいろいろな患者さんが来ますから、患者さんにとっても私たちにとっても、それだけ感染リスクが高くなります。
医院のスタッフは風邪を引くことが多く、当院では平成12年に空気清浄装置「エアロシステム」を導入しました。花粉や黄砂、歯を削った時に出る粉塵(ふんじん)、細菌、もっと小さなウイルスまで除去できるスグレモノです。重度花粉症で毎年春先にはひどい症状が出る(院長)も、院内にいる時だけはとても楽に過ごせます。導入以来スタッフの病欠が格段に少なくなり、風邪を引いても軽症です。
患者さんの院内感染防止にも大きく貢献してくれていると思います。
エアロシステム
エアロシステムは一体どこに…?診療室の天井、エアコンとエアコンの間にあります。一度天井を見上げてみてくださいね。緑色のランプがともっています。とても働き者のこの機械、これ一台で医院全体の空気を清浄してくれます。導入している医院はまだ少ないようですが、効果は大きいと実感しています。導入して本当に良かった!どうぞ安心してご来院くださいね。
当院では、スリッパは一回のご使用ごとに消毒しています。
スリッパラックに並べられているスリッパは、すべて消毒済みのものです。安心してお履きください。また、ご使用になられたスリッパは、玄関にあるスリッパ入れにお入れください。
来院された患者さまが、気持ちよく医院をご利用いただけるように、できる限りのことをさせていただきたいと思っております。


















