決して初期の虫歯ではなく、中等度のむし歯になっています。 色は白いですが、この白いむし歯は、まだ成長期の若いむし歯なので進行が早く大変危険です。
まず初診時にプラークコントロール(汚れをきれいにして自分でもきれいに磨ける状態)をさせて頂き、二回目にはきれいな状態になっていたので処置をさせてもらいました。
この方の場合は、注射の麻酔は使わず処置をしていきます。
レーザーで麻酔をかけてから、削っていきます。
レーザーの鈍麻後、むし歯の部分を開口します。
最後はむし歯の部分を殺菌して終わりです。
白く見える物は、酸化チタン乳液で、レーザーの熱を冷やすと共に、歯質も強くしていきます。
コンポジットレジンを充填して終了です。
麻酔をしておりませんので、術後しびれもないですし、食事もすぐに出来ます。
予想よりかなり深いむし歯でした。通常通りの処置では麻酔を使って行うので、削りすぎる傾向になります。中学生の方なので、歯の神経も太いのでこのむし歯の深さでは場合によっては神経の処置をすることになったのかも知れません。
中学生のお子様に神経の処置をしてしまったら、歯の寿命が短くなり、この子の人生でいずれは抜歯になってしまうので、絶対に避けなければならないと思って処置をさせもらいました。 このプラズマレーザーはむし歯の部分にのみ反応するので、悪い部分だけをとることが出来ます。
術中も痛みを伴うこともほとんどなく、充填まで終われました。かなり深いむし歯だったので、術後3日ほどは冷たい物、熱いもの、甘いものを控えるよう指示しました。
金額はレーザー処置が中等度のむし歯(C2)なので、1本1.2万円・充填処置が1本1.5万円です。1歯合計2.7万円です。(税別です)
●レーザーのリスク、副作用
虫歯の深さによって治療後の状態が変わります。 また、レーザー治療は神経を残す治療ですので、治療後、数日間は冷たいのもや熱いものにしみることがあります。
当院は、「通常の治療」の中に、「レーザー」を併用して治療を行なっております。
最小限の麻酔で、できるだけ削らない・できるだけ歯を抜かない・できるだけ神経を残す治療を目指しておりますが、それは、「まったく削らない・絶対に歯や神経を抜かない」治療という意味ではありません。
患者様の口腔内の状況や進行具合によっては、歯を削ったり、歯や神経を抜かざるを得ないことや、通常量の麻酔が必要となることもあります。何卒ご了承ください。
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