日本人の平均寿命は男性79歳、女性86歳です。
1960年の平均寿命が男性65歳、女性70歳でしたから、医学の進歩により人間の寿命が長くなりました。それだけ、体の色々なところも長年使うことになるので、年齢と共に体のあちこちが悪くなってきます。歯も例外ではありません。
日本人は、「年を取ったら歯が抜けて、入れ歯になるのが当たり前」と思っている方が多いですが、実は、年を取って歯が抜けるかどうかは、歯みがきとはまた別の原因があることをご存知でしょうか?
あなたのお口の中には、銀歯が何本入っていますか?
これまでは、かぶせ物に限りませんが、「とにかくかたくて丈夫で壊れないものが良い」という価値観が一般的でした。
虫歯治療の場合は、保険銀歯を使えば頑丈で壊れません。ところが…ごはんを食べたり歯ぎしりをして歯に力がかかった時、確かに銀歯は壊れないけれども、その代わりに天然歯が欠けたり割れたりして壊れてしまうことが分かってきました。
歯が欠ければそこから虫歯が再発しやすくなります。また、歯が割れた場合は最悪抜歯になって、入れ歯になってしまいます。保険の銀歯はかたすぎるのです。
歯が割れずに長持ちするように守ってくれる理想のかぶせ物は、歯と同じくらいの硬さのもの。たとえば、金合金やセラミック系のメタルフリーの素材は天然歯に近い硬さです。また、必要以上の力がかかった時には、天然歯が割れるのを防ぎ守ってくれます。
かぶせ物は作り直しができますが、天然歯は割れてしまったら元に戻せません。このような素材を選んだ方が、自分の歯が長持ちするのです。
私は歯科医になって20年以上、患者さんの歯を治療してきました。インプラントや良い入れ歯も開発されてきましたが、やはり、天然の歯が一番です。
ですから、まずは治療の初期段階で、1本の歯を大切にし、できるだけ神経を取らない(ズキズキ痛んで夜も寝も眠れない時は別ですよ)、抜歯をしない。そして、虫歯の再発や抜歯に至ることのない治療と素材を選ぶこと。
これが、人生の終わりまで自分の歯で食事をおいしく食べる秘訣です。
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