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レーザー治療

レーザーとの出会い

日々の診療を行っていてむし歯が大きくなると神経をとらざるを得ないことが多々あります。特に痛みはないのですが、レントゲンで確認すると大きなむし歯になっていて残念ながら神経をとる事もあります。神経の処置は大変難しくかつ上手くいかないことも多いです。なぜなら神経は大変複雑な形をしていて全ての神経をとる事は不可能なんです。

歯の神経 左の図のように網の目のようになっているんです。

どう考えても全ての根にお薬を入れることは不可能ですよね。




従来の方法は一番太い神経をとってその後にお薬を入れてかぶせるという方法です。その方法でよくなる方も多いですが、全ての神経をとっているわけではないので、やはり上手くいかないことも多々あります。

歯の神経 左の図のレントゲン写真のように太い根っこだけお薬を入れて終わりということが大多数です。上手く行くときもあれば上手く行かないときもあります。上手くいかないときは網の目のようにはお薬を入れることは不可能なので、根っこをよく洗浄、消毒するのみになります。

神経から血液を介して栄養をもらって歯は生きています。神経を取るということは、血液がなくなり栄養が不足するので枯れ木と同じような状態になるので、強い衝撃に耐えられなくなり割れることが多いです。

また、神経という字は『かみのみち』と書きます。人間と神様の通じている道の一つだと思います。

セミナーの後ろに座っていた業者の方とお話ししていて、『今すぐにストリークレーザーの納品とはいきませんがキャンセルは自由なので予約だけでもしておかれたらどうですか?今は約一年待ちになりますが』と言われ軽い気持ちで予約だけしておきました。

その後レーザーの事は忘れかけていて、約10ヶ月後ぐらいに業者の方からレーザーのデモ機の準備が整いましたとの連絡がありました。

その業者のインストラクターのSさんとは全く面識がありませんでした。初日はレーザーの話より、タンパク分解除菌水(ポイックウォーター)チェアーの水のお話しをされました。まず口腔内が綺麗な状態にならないとレーザー治療しても良くなるはずがない、チェアーの水も雑菌が混じっていたらレーザー治療の意味がないという事でした。

レーザー照射器でも2日目に初めてレーザーを使う機会がありました。従来なら神経をとる事になった事例でも神経を残して治療できました。その方は痛みのない歯だったので、むし歯の部分を綺麗にしてその日に詰めて一日で終わることが出来ました。3日目は日曜日だったので大阪にレーザーのセミナーに参加させてもらいました。デモ機を使い終わったばかりの先生とお話ししていて、『従来の治療では神経をとる事がほとんどだったのですが、デモ期間中は神経をとる事が少なかったです。また麻酔も極力少なく出来て、症例によっては麻酔無しで出来ることもあるんです』と言うことをお聞きしました。

4日目より本格的に使い始めました。麻酔の量が少なく出来て、場合によっては麻酔無しで治療できることに感動しました。しかし、デモ機です。いつまでも借りられる訳ではありません。次のデモ待ちの先生のところへ旅立っていきました。レーザーを使って今まで出来なかった治療が出来たときの感動も3ヶ月もすれば薄れてきます。

レーザーをお使いの先生の医院に見学にお邪魔したり、セミナー前の懇親会に参加したりしておりましたが、いつ納品されるのかも分からず(新型のレーザーなので国の承認を得なければならないんです。その承認がなかなかおりませんでした)従来の治療をしておりました。

レーザーを導入するまでの心の揺らぎや不安など

本当に納品出来るのかということが一番の不安でした。レーザー導入しても使わず埃をかぶってしまわないか、高価な器械なので借金を返していけるのかという事も頭をよぎりました。愛知県でも導入している歯科医院は10件ほどです。岐阜県三重県には今の所導入されている歯科医院はありません。治療に行き詰まった時に相談できるのかという事も不安でしたが、名古屋のO先生は親身になって相談にのって頂けますので、治療の不安は払拭されました。

レーザー導入を決めた決定打

名古屋レーザーセミナーの懇親会で、大きなむし歯の症例をどのように処置するのかを3名のインストラクターの先生に聞いてみました。3人とも即『神経をとる事はしません』と答えられました。私は『この方達頭狂っているんじゃないの?』と心から思いました。もし神経を残して治療できるのであればどれだけ患者さんに貢献できるか計り知れません。

この3人の先生は、一人は私が大学5年時のインストラクターのY先生、一人は名古屋で開業されていて話していても理論的で最初に会ったときから尊敬できるO先生、もう一人は東京で開業されている女性のS先生で、私のくだらない質問にも真摯に答えて下さる先生でした。この3人の先生を信じて、導入してみようと決心しました。

レーザーが医院に来てからの苦労

院長先生レーザーインストラクターのSさんが1週間医院に張り付いて教えて下さるのですが、その後いなくなってからちょっとロスになりました。もう誰も側にいてくれません。レーザーのセミナーで教えてもらった理論を元に自分で行っていかなければなりません。セミナーに参加して手技の確認をしてもらいながら、レーザーの出力を自分で考えて処置をします。エンジニアのF君にも色々相談して悩みを解決していきました。また名古屋のO先生の医院に診療後お邪魔させてもらい、お疲れの所ご教授頂けました。また、ドックベストセメントとレーザーの両方を使って診療されている横浜のH先生の医院にも見学に行かせてもらいました。その時は丸1日見学させてもらったので色んな症例を見学させてもらいました。まだまだ色んな使い方の出来るストリークレーザーです。これからも努力していきます。

レーザーの講習会に参加した時の話、エピソード

レーザー導入後も定期的にセミナーに参加させてもらい、自分の手技を確認してもらっています。
カーボン紙に3点打法と言って一つ一つのレーザーの玉が同じ大きさで打てるようにすることによって、患者さんにあまり苦痛を与えないように出来ます。
卵の白身と黄身に文字を書き、ソーセージ、砂肝、レバーを使って切開蒸散の練習をして、レーザーのファイバーがしならないように練習します。早く処置したいが為にファイバーをしならせてしまうと、患者さんに痛みを与えてしまいます。

レーザーの総会が東京で開催された時に、東京のS先生が毎日診療前に練習されているとお聞きして『あの先生でも毎日練習されているんだ。まだ導入間もない私はもっと練習しなければ』と痛切に思いました。
また、女性のS先生には、色々質問に答えて下さって、また実習もいつも懇切丁寧に教えて頂いております。

今も医院で練習を重ねていること、そのエピソード

やはりセミナーだけでは上手くいくわけでもなく、日頃の練習が必要になります。あるとき練習していてレーザーの玉が綺麗に打てることに気づきました。そういえば最近麻酔の量が少なく出来るようになったし、麻酔無しで治療できていることも多くなりました。レーザーの玉の大きさが一定になってくると患者さんにも痛みが少なく出来るんだと思います。
誰もいない医院での練習は寂しさというより、患者さんに貢献できることになるので意外と楽しいんですよ。これからも続けていきます。

医院外観

当院は、「通常の治療」の中に、「レーザー」を併用して治療を行なっております。
最小限の麻酔で、できるだけ削らない・できるだけ歯を抜かない・できるだけ神経を残す治療を目指しておりますが、それは、「まったく削らない・絶対に歯や神経を抜かない」治療という意味ではありません。

患者様の口腔内の状況や進行具合によっては、歯を削ったり、歯や神経を抜かざるを得ないことや、通常量の麻酔が必要となることもあります。何卒ご了承ください。

きたいま歯科 医院情報

きたいま歯科

〒494-0004 愛知県一宮市北今字再鳥3-11
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  板倉南バス停下車南へ徒歩3分
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