一般の歯科医院では、メインテナンスには保険が使えませんが、例えば当院のように、厚生労働省より「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に指定されると、歯科医院でのメインテナンスが、毎月保険で受けられるようになります。当院では、歯周病が心配な方や、定期観察が必要な方にご利用いただいております。

この制度はどの歯科医院でも利用できるわけではなく、

• 厚生労働省が指定した器械を揃えること。
• 研修を受けること。
• メインテナンスがきちんとできる歯科衛生士が在籍すること…

などの厳しい基準をクリアして初めて、指定医院となることができます。

全国の歯科医院の10％未満、愛知県でも約15％の歯科医院しか、この指定を受けておりません。 費用面で言いますと、例えば、メインテナンスを保険外（自費）で受けると、大体1万円くらいかかります。ところが、指定医院であれば、約3,200円で受けることができます。

これまで国は、「病気を治す治療にしか保険は認めない」という姿勢でした。しかし、歯周病の【メインテナンス】が保険治療に組み込まれたということは、「歯周病は、高血圧や糖尿病と同じように、良くなることはあっても完治しづらい『病気』」と認定したということだと思います。

最近、テレビや雑誌などで、糖尿病と歯周病に密接な関連があるということが取り上げられるようになってきましたが、当院でも、「糖尿病の患者さんが、当院の治療とメインテナンスに通って歯周病をきちんと治したら、糖尿病も良くなった」という事例があります。

メインテナンスは、主に歯科衛生士が行ないます。当院の４名の歯科衛生士も、患者さんに貢献するべく日々研鑽しておりますので、どうぞ安心してご来院ください。