平成27年8月に新聞紙上にて歯科ユニット水質についての記事が取り上げられました。
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水道水に微量に含まれている菌がユニット内部に入り込み、歯を削るタービンなどの中に汚れの塊ができてしまうと、水とともに汚染菌(細菌)が口の中に放出されると指摘されています。大部分の歯科医院での現在の清掃のやり方では不完全で、様々な方法が提示されています。
当院では以前からユニットの水には濾過フィルターを入れて綺麗にして、また、診療開始、診療終了後には中にたまった汚染物質を取り除くために、消毒液を入れておりました。また、患者さんの治療毎に使用した器械。器具を取り換えてその都度滅菌しておりました。
試験機関の結果によると、タービンだけでなく普段使う水道水の中に、かなり多くの金属化合物が入っておりました。考えてみれば当然だと思いますが、水道水は金属のパイプの中から出てきます。パイプを通る水の中には消毒のために塩素も入っています。それらが反応を起こして、微量ながら金属イオンとして排出されますよね。人体に影響がない程度だとは思いますが、この結果を見た時は、ちょっと衝撃でした。
当院では金属アレルギーで苦しんでみえる方が多く来院されています。金属除去だけでなく、食事の改善にも取り組んで頂いて、金属アレルギーの方の治療結果がだんだん良くなってきております。(改善率が50%ぐらいから70%ぐらいになっています)原因と思われることは可能な限り排除していき、もちろんそれ以外の方にも安心して通院していただきたいと思い、当院では添加物は使用せず水道水のみを使って、除菌水のPoseidon(ポセイドン)を使用しております。試験機関により飲用に適した水であることも証明されておりますので、どうぞご安心ください。
滅菌と同様 除菌水も、現在のところ医院の金銭的な利益は一切ありませんし、もちろん国からの補助もありません。“今まで、歯科医院に通っていても特に調子悪かったこともないし今のままで十分だよ”と思われる方も多いと思います。しかし近年、洗剤等の多用により免疫力の低下が指摘されています。この先どのような原因で体に不都合が起こるかもしれません。
水道水に微量ながら多種類の金属が溶け出しており、歯科ユニットに細菌が含まれているのは事実です。このことを知ってしまった以上、「患者さんには分からないから」と何もしないでいられる性格ではないため、この水問題、歯科医院でのさらなる滅菌対策の為に一日京都での講習会に参加し、その後検証、結果導入いたしました。当院では来院された方々に、安心して通院されることを行っていきます。
診療室に入って右下にPoseidonがあります。
この装置で歯科ユニットに除菌水がいきわたります。